掃き出し窓に面格子 注意点とお勧め

防犯

1.掃き出し窓に面格子をつける時の注意点

  • 面格子の種類と強度を重視する必要があります。 強度が低い面格子や取り付け方によっては、バール等の道具で外されたり、曲げられたりしてしまうケースがあります。
  • 格子の隙間(ピッチ)は60mm以下が理想です。 それであれば、空き巣が手を入れて作業しにくくなります。
  • 緊急時の脱出口を確保する必要があります。 例えば、火災時などの避難動線を考え、ほかに脱出できる場所があるかを確認しましょう。
  • 外観への影響や風通しの確保も検討材料となります。 例えば、面格子が景観や通気・採光を妨げる場合があるので、家の状況とあわせて選んでください。

2.どんな面格子があるのか

  • 縦型/横型タイプ:最も普及しており価格もリーズナブル、シンプルなデザイン。
  • 枠付きタイプ:四方に枠があり通常タイプより強度が高い。
  • クロスタイプ:格子がクロス状に組まれて防犯性も高く、洋風住宅に合う。
  • 和風井桁タイプ:縦横に格子が入る和風の意匠、強度も高い。
  • ピッチや桟の位置のオーダーメイド等、設置場所や用途でカスタマイズ可能。

3.それぞれ防犯性はどうなのか 評価する数値とかはあるのか、感覚的なものなのか

  • 評価は主に「侵入までの所要時間」でなされます。 例えば、5分以上かかると約7割の侵入犯が犯行を断念するというデータがあります(警視庁・都市防犯研究センターより)。
  • また、より強度の高い枠付きやクロス・井桁タイプは、普通の縦格子よりも壊しにくいです。
  • 具体的な防犯等級や共通規格などは住宅用面格子にはあまり普及しておりません。一方で、「素材の強度」「隙間の狭さ」「取り付け方」の比較が重視される傾向です。
  • 防犯ガラスやシャッター・雨戸と違い、防犯性能の数値基準は浸透していません。 そのため「時間稼ぎ効果が高いか」「目立って防犯意識をアピールできるか」などの感覚的評価が中心です。

4.シャッター雨戸をつける場合と比べて メリットデメリット

面格子シャッター・雨戸
防犯性道具で外される可能性もあるが抑止力高い基本的にこじ開けにくく高防犯性
費用・手軽さ安価でDIYもしやすい取付費用が高め、工事が必要
日常運用常時設置型、在宅/外出わからなくできる開閉動作が必要、閉めっ放しは室内が暗い
採光・通風常時採光通風可閉めた状態では不可
外観見た目の印象大きい、デザイン選択肢あり比較的すっきり、開閉による印象の変化
非常時脱出外からは外せない分、脱出口確保に注意室内から開閉できるものが多い
  • 面格子は「目に見える防犯対策・日常使用の手軽さ」シャッター雨戸は「強力な物理バリア・防災効果」が強みです。

5.まとめ 推奨する掃き出し窓用面格子の紹介

  • 枠付きタイプやクロスタイプ(格子の密度が高いもの)が推奨されます。
  • 特に、ピッチ(隙間)が60mm以下、枠付きで格子が外しにくいタイプを選ぶと防犯性が向上します。
  • そして、侵入の時間稼ぎ効果と抑止力を意識し、必要に応じて防犯ガラスや窓用補助錠とも組み合わせましょう。

※面格子が万能ではない点、シャッター雨戸と特徴が異なるので住環境や用途に応じて選択してください。

6.最後に  弊社の強盗対策商品「シェルライン」をご紹介


この商品は既設の、特に侵入されやすい掃き出し窓の前にあらたに枠を取り付けて、窓前全面を縦基調の格子でカバーします。
見た目は面格子のようでこれで外部からの侵入を防ぐことができます。
そしてこの商品の最大の特徴は格子が折りたたまれるような構造になっていて片側に折りたたんでしまうことで窓前の格子はなくなり、普段通りに窓から出入りができるようになります。
操作も簡単で格子の部材を持って畳みたい方向に引くだけで格子が折りたたまれて片側に収納されます。
また、格子のピッチが細かくなっていますので外部から室内を覗こうとしても目隠しのような役割ももっていてプライバシーを守ることもできます。

この商品は弊社で製造し販売しておりますが工事は取り扱っておりませんので、お客様の家に取り付ける際はお近くのリフォーム業者様等にご依頼いただくことをお願い致します。
人通りが少なかったりする防犯的に心配なエリアでお住まいの方も多いと思いますが、ぜひこの商品をご検討いただいて、安心して毎日を過ごすためにご採用いただければと思います。

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