コートハウスとは?中庭とフルオープンサッシで叶える開放的な暮らし

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はじめに

近年、都市部や住宅が密集するエリアでも「開放感のある家に住みたい」という声は根強くあります。しかし道路や隣家からの視線を考えると、大きな窓を設けるのはためらわれる…という方も多いはず。そんなニーズに応える住宅スタイルが コートハウス です。

コートハウスは、建物に囲まれた中庭を住まいの中心に据えることで、プライバシーを守りつつ、光や風をたっぷり取り込むことができます。さらに フルオープンサッシ を組み合わせれば、中庭とリビングが一体化し、室内外がつながる開放的な暮らしが実現できます。


コートハウスとは?

「コート(court)」とは、中庭を意味します。建物をロの字型やコの字型に配置し、中央に庭を設けるのが基本的なスタイルです。

  • 外部からの視線を遮断しつつ、内部に開かれた庭を楽しめる
  • 採光・通風を効率的に取り込める
  • リビングやダイニングとつなげて「屋内外一体の空間」を演出できる

敷地条件に左右されにくく、密集地でも開放感を得やすいのが魅力です。


コートハウスが人気を集める理由

  1. プライバシーと開放感の両立
     道路や隣家に面した大きな窓では、どうしても視線が気になります。コートハウスなら中庭に開くため、外からの目を気にせず大きな窓を設けられます。
  2. 光と風を取り込む設計
     中庭を中心に配置することで、家全体に均一な明るさと風の通り道を確保できます。
  3. 家族の時間が自然と増える
     中庭に面した大きな窓を開け放つと、リビング・ダイニングと庭が一体化し、子どもの遊びや家族の団らんの場が自然に広がります。

コートハウスとフルオープンサッシの相性

フルオープンサッシは、窓を全開にして柱やフレームの存在感をほとんどなくせるサッシのこと。中庭とリビングを隔てる壁一面をサッシにすれば、開け放つだけでリビングと庭が一つの大空間に変わります。

  • 中庭でBBQや子どもの水遊びをしながら、室内ともつながる
  • 植栽の緑や季節の花を、リビングからダイレクトに楽しめる
  • 窓を閉めれば断熱・遮音性能が確保できるため、日常使いも安心

まさに「庭を取り込む家」というコートハウスの特徴を、最大限に引き出す設備がフルオープンサッシだと言えます。


実例に見る暮らし方

  • 都市部の狭小地:周囲からの視線を避けつつ、上から光を取り込み、昼間でも明るい住まいに。
  • 子育て世帯:中庭を子どもの遊び場に。親はリビングから目が届き、安心して見守れる。
  • アウトドア好き:リビングと中庭を一体に使い、休日はテントやハンモックを広げる。

いずれも、フルオープンサッシを開け放つことで「庭=もうひとつの部屋」として機能しています。


注意点とデメリット

もちろん、コートハウスにも課題はあります。

  1. コストが上がる可能性
     建物をコの字型・ロの字型にする分、外壁面積が増え、施工費が高くなる傾向があります。
  2. 雨仕舞・排水計画が重要
     中庭は雨が直接降り込むため、排水計画を十分に考えないと水が溜まるリスクがあります。
  3. 断熱・日射対策が必要
     大きな開口部を設ける場合、Low-Eガラスや庇を活用して、夏の直射日光を防ぐ工夫が不可欠です。

成功させるための工夫

  • 庇やルーバーで夏の日射をコントロール
  • 植栽や塀を組み合わせて視線や熱を調整
  • 高断熱サッシ+フルオープンサッシで快適性を確保
  • 家具配置を考慮して窓の位置を決定

これらを意識することで、快適さと開放感を両立できます。


まとめ

コートハウスは、密集地でも光と風を取り込みながら、プライバシーを確保できる魅力的な住宅スタイルです。そこにフルオープンサッシを組み合わせれば、中庭とリビングがつながり、暮らしの舞台はぐっと広がります。

家族や友人と過ごす時間が豊かになるだけでなく、四季の変化を日常に取り込みながら暮らせる。そんな贅沢な住まい方を可能にするのが、「コートハウス+フルオープンサッシ」という選択肢です。

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