皆さんは「サッシの気密性」という言葉を聞いたことがありますか?最近は住宅の高断熱・高気密化が進んでいます。住まいの快適性や省エネ性能がますます重視されるようになっています。その中で、窓やドアの枠=サッシの「気密性」は、とても大きな役割を果たしているんです。今回は「サッシの気密性試験」と、実際にお家についた時の役割について、わかりやすくお話しします。
◆サッシの気密性能試験
まず、「サッシの気密性ってどんな試験?」についてご説明しましょう。サッシの気密性を確かめるためには、主に「気密試験」と呼ばれる方法が使われます。これは、サッシにどれだけのすき間があるか=どれだけ空気が漏れるかを測るテストです。具体的には、サッシを専用の試験装置に取り付け、内外で圧力差をかけます。その時にサッシのすき間からどれくらい空気が通り抜けるかを測定します。測定結果は「漏気量」という数値で表され、これをもとに気密性能の等級が決められます。日本ではJIS(日本工業規格)A 4706などの規格に基づき評価されます。A-1からA-4まで、数字が大きいほど気密性が高いという等級分けがされています。
◆気密性の高いサッシの役割
では、気密性の高いサッシをお家に使うと、どんな役割を果たしてくれるのでしょうか?まず一番大きいのは、やはり「断熱性能の向上」です。サッシの気密性が低いと、窓やドアのすき間から外気が入りやすくなります。せっかく暖房や冷房で快適な温度にしても、すぐに外の空気に影響されてしまうのです。特に冬場の冷たいすき間風や、夏場の熱気が気になる方は多いはず。気密性の高いサッシを使えば、こうしたすき間風を大幅に減らすことができます。そうすることで、室内の温度を一定に保ちやすくなります。
◆気密性の高いサッシの効果
それに伴って「省エネ効果」も期待できます。エアコンなどの稼働時間や出力を抑えることができます。そうすると、冷暖房効率がアップし、結果的に光熱費の削減につながります。最近は「ZEH(ゼッチ)」などの省エネ住宅が注目されています。そのベースとなるのも、実はこうしたサッシの気密性なのです。
また、「快適な住環境づくり」という面でも、サッシの気密性は重要なポイントです。気密性が高いと、外からのホコリや花粉、騒音が入りにくくなります。アレルギーをお持ちの方や、小さなお子さんがいるご家庭にもおすすめです。さらに、外の音が気にならず静かに過ごせるのも、毎日の生活にとっては大きなメリットです。
もう一つ見逃せないのが、「結露防止」です。気密性の高いサッシは、外の冷たい空気が入りにくくなります。そうすると、窓辺の温度差が減り、結露の発生も抑えられます。
◆最後に
気密性アップは、住まいの快適さと健康を守るためにも大切なポイントです。これから家を建てる方は、サッシの気密性を気にしてみてはいかがでしょうか。
ウインドイスターは全開放できるサッシです。全開できても、他のサッシと変わらない気密性を確保した商品となります。
リビングのサッシの選択肢に是非ご検討下さい。
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